現在表示しているのは、次のバージョン向けのドキュメントです。Kubernetesバージョン: v1.19
Kubernetes v1.19 のドキュメントは積極的にメンテナンスされていません。現在表示されているバージョンはスナップショットです。最新のドキュメントはこちらです: 最新バージョン
Windowsノードの追加
Kubernetes v1.18 [beta]
Kubernetesを使用してLinuxノードとWindowsノードを混在させて実行できるため、Linuxで実行するPodとWindowsで実行するPodを混在させることができます。このページでは、Windowsノードをクラスターに登録する方法を示します。
始める前に
作業するKubernetesサーバーは次のバージョン以降のものである必要があります: 1.17. バージョンを確認するには次のコマンドを実行してください:kubectl version
.WindowsコンテナをホストするWindowsノードを構成するには、Windows Server 2019ライセンス(またはそれ以上)を取得します。 VXLAN/オーバーレイネットワークを使用している場合は、KB4489899もインストールされている必要があります。
コントロールプレーンにアクセスできるLinuxベースのKubernetes kubeadmクラスター(kubeadmを使用したシングルコントロールプレーンクラスターの作成を参照)
目標
- Windowsノードをクラスターに登録する
- LinuxとWindowsのPodとServiceが相互に通信できるようにネットワークを構成する
はじめに: クラスターへのWindowsノードの追加
ネットワーク構成
LinuxベースのKubernetesコントロールプレーンノードを取得したら、ネットワーキングソリューションを選択できます。このガイドでは、簡単にするためにVXLANモードでのFlannelの使用について説明します。
Flannel構成
FlannelのためにKubernetesコントロールプレーンを準備する
クラスター内のKubernetesコントロールプレーンでは、多少の準備が推奨されます。Flannelを使用する場合は、iptablesチェーンへのブリッジIPv4トラフィックを有効にすることをお勧めします。すべてのLinuxノードで次のコマンドを実行する必要があります:
sudo sysctl net.bridge.bridge-nf-call-iptables=1
Linux用のFlannelをダウンロードして構成する
最新のFlannelマニフェストをダウンロード:
wget https://raw.githubusercontent.com/coreos/flannel/master/Documentation/kube-flannel.yml
VNIを4096、ポートを4789に設定するために、flannelマニフェストの
net-conf.json
セクションを変更します。次のようになります:net-conf.json: | { "Network": "10.244.0.0/16", "Backend": { "Type": "vxlan", "VNI" : 4096, "Port": 4789 } }
備考: Linux上のFlannelがWindows上のFlannelと相互運用するには、VNIを4096およびポート4789に設定する必要があります。これらのフィールドの説明については、VXLANドキュメントを参照してください。備考: L2Bridge/Host-gatewayモードを使用するには、代わりにType
の値を"host-gw"
に変更し、VNI
とPort
を省略します。Flannelマニフェストを適用して検証する
Flannelの構成を適用しましょう:
kubectl apply -f kube-flannel.yml
数分後、Flannel Podネットワークがデプロイされていれば、すべてのPodが実行されていることがわかります。
kubectl get pods -n kube-system
出力結果には、実行中のLinux flannel DaemonSetが含まれているはずです:
NAMESPACE NAME READY STATUS RESTARTS AGE ... kube-system kube-flannel-ds-54954 1/1 Running 0 1m
Windows Flannelとkube-proxy DaemonSetを追加する
これで、Windows互換バージョンのFlannelおよびkube-proxyを追加できます。 互換性のあるバージョンのkube-proxyを確実に入手するには、イメージのタグを置換する必要があります。 次の例は、Kubernetesv1.19.16の使用方法を示していますが、 独自のデプロイに合わせてバージョンを調整する必要があります。
curl -L https://github.com/kubernetes-sigs/sig-windows-tools/releases/latest/download/kube-proxy.yml | sed 's/VERSION/v1.19.16/g' | kubectl apply -f - kubectl apply -f https://github.com/kubernetes-sigs/sig-windows-tools/releases/latest/download/flannel-overlay.yml
備考: ホストゲートウェイを使用している場合は、代わりに https://github.com/kubernetes-sigs/sig-windows-tools/releases/latest/download/flannel-host-gw.yml を使用してください。備考:Windowsノードでイーサネット(「Ethernet0 2」など)ではなく別のインターフェースを使用している場合は、次の行を変更する必要があります:
wins cli process run --path /k/flannel/setup.exe --args "--mode=overlay --interface=Ethernet"
flannel-host-gw.yml
またはflannel-overlay.yml
ファイルで、それに応じてインターフェースを指定します。# 例 curl -L https://github.com/kubernetes-sigs/sig-windows-tools/releases/latest/download/flannel-overlay.yml | sed 's/Ethernet/Ethernet0 2/g' | kubectl apply -f -
Windowsワーカーノードの参加
備考:Containers
機能をインストールし、Dockerをインストールする必要があります。 行うための指示としては、Dockerエンジンのインストール - Windowsサーバー上のエンタープライズを利用できます。
備考: Windowsセクションのすべてのコードスニペットは、 Windowsワーカーノードの(管理者)権限を持つPowerShell環境で実行されます。
wins、kubelet、kubeadmをインストールします。
curl.exe -LO https://github.com/kubernetes-sigs/sig-windows-tools/releases/latest/download/PrepareNode.ps1 .\PrepareNode.ps1 -KubernetesVersion v1.19.16
kubeadm
を実行してノードに参加しますコントロールプレーンホストで
kubeadm init
を実行したときに提供されたコマンドを使用します。 このコマンドがなくなった場合、またはトークンの有効期限が切れている場合は、kubeadm token create --print-join-command
(コントロールプレーンホスト上で)を実行して新しいトークンを生成します。
インストールの確認
次のコマンドを実行して、クラスター内のWindowsノードを表示できるようになります:
kubectl get nodes -o wide
新しいノードがNotReady
状態の場合は、flannelイメージがまだダウンロード中の可能性があります。
kube-system
名前空間のflannel Podを確認することで、以前と同様に進行状況を確認できます:
kubectl -n kube-system get pods -l app=flannel
flannel Podが実行されると、ノードはReady
状態になり、ワークロードを処理できるようになります。